闇金の嫌がらせ手口<偽通報>
闇金の取り立てといえばさまざまな「嫌がらせ」がありますが、闇金の嫌がらせの多くは「地味にダメージの大きいもの」が特徴的です。この「偽通報」もそのひとつ。
闇金業者が勝手に110&119
これは、闇金業者が勝手に警察や消防に連絡して緊急車両を呼んでしまうというもの。警察や消防はまさか「闇金からの偽通報」だとは思わないので、家にサイレンを鳴らしながらやってきます。
突然、家に来るパトカー、救急車、消防車…。もちろんピンポンと鳴らされるので対応しなければなりませんし、ご近所の方々も何事か?と見にくることでしょう。迷惑このうえない話ですよね。
しかし、到着した緊急車両には悪戯であることを説明すれば帰ってもらえますし、ご近所の方々にもそういった説明を行えば事態を収拾することはできます。
警察や消防には事情説明を
また、警察や消防に今後もこういった嫌がらせが予想されることを説明しておくと、出動する前に確認の連絡を入れてくれるようになるので、迷惑をかける事態を避けることができます。
もちろん、闇金業者側も一度くらいしか通用しない嫌がらせだと認識しているので、何度も行うことはありません。
ただし、取り立てや嫌がらせの激しい業者はこういった迷惑をかける方法の嫌がらせを行う可能性が高いので、一度はやられるかもしれないということを頭に入れておいた方がよいかもしれませんね。
偽通報を止める方法はない!
この緊急車両をつかった嫌がらせは昔からあるものですが、やる業者とやらない業者を見分けることはできません。嫌がらせの多いところはやる可能性を考えておいた方がいいのかもしれませんね。
そして、当然、事前に止める方法もありません。「こういう嫌がらせはやめてほしい」と事前にお願いしても、嫌なら払え…払わなければやるぞ…と余計悪化させるだけです。
回避する方法はありません。今後、悪化させないためにも、他者に迷惑をかけないためにも、きちんと説明することが何よりも重要で、最善策といえるでしょう。

金沢優

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