利息だけ払って元金の支払いを延長する「ジャンプ」

『闇金ウシジマくん』でもよく登場するこの「ジャンプ」という言葉。これは、どうしてもお金を払うことができない債務者が「今回はどうしても払うことができません…」と言って闇金業者に頭をさげると、「◯◯さんはちゃんと返してくれるから今回はジャンプしてあげるよ」などというやりとりの時に使われる用語です。

ジャンプとは?

簡単に言えば「元金の支払い期日を延長すること」。その際、利息だけを支払うことになったり、さらにお金を融通してくれたりしますが、それはケーズバイケース。利息が増えても支払える見込みのある人には、さらにお金を貸したりすることが多いようですね。

「元金を支払わなくていい」というこの「ジャンプシステム」。債務者にはありがたいシステムのように一瞬思えますが、闇金の支払い期日はだいたい10日。10日で利息がどんどん膨れあがっていく魔のシステム。返す金額は少額になっても、元金はなくならないので当たり前といえば当たり前ですが。

つまり、30万円をトイチ(10日で1割)で借りたとして、利息は3万円。ジャンプすると一回精算する形になるので、闇金から30万円また借りて、その30万円を渡して利息の3万円を返すというカタチになるのです。

精算の際に上乗せされることが多いので、40万円だったり、50万円だったり、その中から30万円と利息を返済する。40万円の場合は40-33で7万円新たに手元にお金を入手することができます。

しかし、元金は40万円になっているので利息は4万円。次の返済日までに44万円のお金を用意する必要があります。それができなければまたジャンプ。次の返済もできなければまたジャンプ…。こうして魔のループにハマっていくというわけですね。

元金さえ返してくれればそれでいい

闇金にしてみれば、「元金さえ返してくれればそれでいい」のです。利息の返済、元金の返済をしたいという気持ちが伝われば、必要以上の荒手な回収は絶対に行いません。

自分たちが違法行為を行っているということは重々承知していますからね。たとえ、ジャンプを繰り返してもそれが元金を上回ればそれでOKなのです。しかし、中にはジャンプを繰り返し、融資を受けすぎてしまう人も…。

そうなってしまったら、もうジャンプはできません。それどころか、貸してもらえなくなり、地獄の回収が始まるのです。

ジャンプはまさに「アメとムチ」。はっきりいってムチの方が大きいと言わざるを得ない状況ですが、当事者にとってはその判断がつきにくくなっているというのが現状です。10日でどんどん膨らむ利子。闇金が最後の手綱になったとしても、絶対に頼るべきではない!そうとしかえません。
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金沢優

金沢優

「もしも」の時に役立つ情報を発信中!自分の身を守るためにも必要な情報をきちんと仕入れましょう。「知らない」は「損」に繋がります。
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