闇金業者が運営する偽装質屋に注意!

「質屋」と聞くと日本に昔からある商売で、品物を担保に現金を受け取る商売ですが、実はこの質屋を隠れ蓑とした「偽装質屋」が横行していることをご存知でしょうか?

質屋の金利は「質屋営業法で年109.5%」

2010年に完全施行された改正貸金業法では上限金利は年20%。それに比べ、質屋の金利は年109.5%と異常に高いことがわかります。これは、質屋の特質上、質種の鑑定や保管に手間がかかり、3ヶ月までの短期で少額金融なので特例的にこのような金利になっているわけです。

質屋のシステムは質種を持って行き、鑑定後、その質種に見合った現金を受けとることができます。そして3ヶ月後、質種を取り戻したかったら現金と利息を払い、そのまま質種を流してよいのであれば質に入れた時にもらった現金は返さなくてもいいというシステムになっています。これが全うな質屋のシステム。

質草を取り戻すまで(お金を回収するまで)追い詰める偽質屋

しかし、闇金業者が運営する偽装質屋は全く異なるシステムで運営されています。それは「質種を取り戻すまで追いつめられる」という点。

普通ならお金を返せなかったら流れて終わる質屋システムですが、偽装質屋では「なんでも質草になり」、たとえ、100円ショップで買ったような商品でも、お土産でもらったようなガラクタでも質草となり、何万円という現金を借りることができてしまうのです。もちろんガラクタには価値はつきません。つまり、質屋という皮を被った闇金であり、借りた現金+利子が払えるまで徹底して追いつめられることになるのです。しかも、通常の闇金より高い利子付きで…。

「こんなガラクタにこんな値段がつくなんておかしい」と思い止まれればよいのですが、金銭的に困窮している人にはその判断がなかなかつかないのがネック。

特に狙われがちなのが年金受給者などのお年寄りです。偽装質屋を利用した人の中には、年金が振り込まれる銀行口座をおさえられ、口座引き落としの契約を結ばされた人もいるようです。

許可をとって運営している偽装質屋

偽装質屋といっても各都道府県の公安委員会から許可を得て運営されているので、騙される人は後をたちません。闇金が偽装質屋になる手口は、質屋として運営している店舗を買い取るところから始まります。こうなると、本物の質屋なのか、偽装質屋なのか素人目には区別のつけようがなくなりますよね。店舗に入ってやりとりしてみないとわからない…それが偽装質屋の現状です。

「悪質」としか言えない偽装質屋ですが、もし、このような偽装質屋に引っかかってしまった場合はすみやかに、警察や弁護士などに相談することをおすすめします。自分自身でなんとかしようとすると、危害が加えられかねないので、決してひとりで立ち向かおうとはしないでくださいね。
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金沢優

金沢優

「もしも」の時に役立つ情報を発信中!自分の身を守るためにも必要な情報をきちんと仕入れましょう。「知らない」は「損」に繋がります。
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