通信傍受による闇金被害の減少は現実になるか?

近年闇金は特殊詐欺にも手を出しており、組織的な犯行は警察等でも把握することがなかなか難しいとされています。それゆえに効果的な手段を取ることができなかったことも多いのですが、通信傍受による一手を打てるようになる期待がされています。

特殊詐欺で警察庁幹部「通信傍受が必要。捜査の新たな武器になる」

「特殊詐欺の捜査こそ、犯行グループのメンバーの通信傍受が必要だ。詐欺事件の捜査での新たな武器になる」。適用罪種に詐欺なども加わった改正通信 傍受法が年内に施行される予定で、警察庁幹部は特殊詐欺の捜査での活用に期待している。これまで、通信傍受は組織的殺人や薬物犯罪など4種類に限られてい たが、法改正で新たに詐欺や児童ポルノ、爆発物事件など9種類が追加された。

 特殊詐欺の犯行グループは、トップの下に中堅幹部▽電話をかける架け子▽携帯電話などを集める道具調達▽現金を受け取る受け子▽口座から現金を引き出す出し子-などに役割が分担されている。

 グループ上層部と末端メンバーは面識がないこともある上、受け子などは少年がアルバイト感覚で請け負っているケースも多く、「組織の実態の解明は困難。暴力団の方がまだ分かりやすい」(警察庁幹部)という。

 このため、トップからの指示やメンバーからの報告、集金など、電話での会話を傍受することで、警察庁幹部は「グループの実態を解明し、一網打尽の摘発を期待できる」と話す。

引用先:産経ニュース 

http://www.sankei.com/affairs/news/160804/afr1608040038-n1.html

特殊詐欺が組織的になっていると末端の人間を逮捕することはできても、組織の重要人物にまで手を出すことが難しい、できないことが多かったのですが、改正通信傍受法によって効果的な一手を出すことができるのではないかと期待されています。

改正通信傍受法というのは、非常に簡単に言ってしまうと、今までの捜査対象になる犯罪をより広げ、より多くの犯罪に対して通信傍受を可能にしていこうというものになります。

効果的な一手になりえると考えられているのと同時に、冤罪を増やすのではという懸念もされています。

警察の捜査権限が広がるということで、冤罪が心配されているのですが、この点については、社会的関心がもっと大きくないとおかしなことであることは事実でしょう。

改正通信傍受法について社会的関心が低いというのは、警察が特殊詐欺等に効果的な一手を加えることができることを知れないのと同時に、冤罪等のリスクを持ってくることに興味を持てないことになります。(冤罪についてはあくまでもリスクであり、必ずそのようなことが起こるということではありません)

リスクも、メリットも社会的に知ってもらう必要がある

改正通信傍受法には特殊詐欺等を減らしていけるメリットはありますが、当然リスクもあります。もっと社会がこれについて関心を持っておく必要は絶対的にあるでしょう。

 

取り調べ可視化義務付け、通信傍受の対象拡大……【刑事訴訟法改正案可決】の意義と懸念

一部抜粋

短時間“試し聴き”をしても犯罪に関連した会話がなく、本格的な傍受はしなかった」というパターン。これだと、事件が立件されることもなく、本人に通知もされないので、傍受されたこともわからない。

「捜査側がそれを悪用し、不正な傍受をしてもチェックできない」との指摘に対しては、「不断の見直し、検討を重ねて、いい制度にしていく」(岩城法相)、「適正実施に努める。適正な措置を講じていく」(三浦正充

引用先:Business Journal 

http://biz-journal.jp/2016/05/post_15233_2.html

簡単に言ってしまうと、悪用されてしまえばプライバシーが筒抜けになり、筒抜けになっているかどうかをチェックすることができない…ということです。

効果的な側面をもちながらも、リスクを持っていることを知らなければ、それは一般市民にとってとても大きなデメリットになります。社会的にもっと知ってもらう必要はあるのではないでしょうか。

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WYwriter

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闇金は社会において暗躍しています。そんな闇金から自分の身を守っていくためには闇金を知る必要があります。闇金はまだまだ数多く存在し、社会的な脅威になり続けるといわれています。知識を身につけ自己防衛していくことが今現在ではより大切になっています。
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