夢追いギャンブラー池田さん「闇金ウシジマくん」にみる

「闇金ウシジマくん」の中で闇金に溺れる人の実態を紹介しています。
(こんな人が闇金に手を出す)

家族構成
・フリーター(本人・ギャンブル依存症・30歳)

夢を追うことは悪いことではない。夢は諦めなければ絶対に叶う。俺はやればできる人間だ。俺は天才だ。俺はいずれ大物になる人物だ。

 …そう思い続けてきた池田さん。もしかしたら池田さんの現実はカウカウファイナンス(ウシジマくんに登場する闇金)にお金を借りたことで本人が直視できるようになったのかもしれません。

まさか闇金に手を出すようになるなんて…

欲しいものがある。手持ちがない。そんなちょっとした理由で消費者金融からお金を借りてしまう人も少なくないと思います。漫画家になる夢を追い、フリーターとして生活をしていた池田さんもその一人。

池田さんに自信がありました。自分は天才だという自信。いずれ、世界をあっと言わせる大物になる自信。漫画家になる自信。漫画家になるため専門学校に通っていましたが、「講師よりも俺の方が才能がある」と思い込み自主退学。学費を親に負担してもらっていた手前、家に居づらくなり、一人暮らしを始めました。

週4日運送業のアルバイトで生計を立て、残りの時間は夢のために費やす日々。しかし、元々持っていた自堕落な性根は実家を出て、見守ってくれる人がいなくなったためか、自堕落さに拍車がかかり、夢のために使っていった時間をギャンブルに費やすようになってしまったのです。

週4のバイト代はパチスロ代で消え、負けを取り戻そうとさらに負けを重ね、親からの仕送りで家賃と生活費を賄う生活を続けていました。しかし、持っているお金の中で遊べないのがパチンコです。仕送りで足りない分は消費者金融で借りるクセがついていました。

消費者金融でお金を借りる人の多くは「借金をしている認識があまりない」といわれています。借金があることはわかっている、でも、ちょっと頑張ればすぐに返せるだろう…。そういう考えを持ってしまうのです。池田さんの場合は、パチンコで勝てばすぐに返せるというのが、頑張れば返せるに繋がっていました。

通常であれば「お金がない→働いて返そう」となるはずの思考がギャンブルに溺れてしまっている場合は「お金がない→パチンコで勝てばいい」という思考になってしまうのです。1時間で1000円が何万、何十万にさえなることもあるパチンコ。大当たりの夢を見て、働くことが馬鹿らしくなるのも当然の結果といえるのかもしれませんね。パチンコのシステムは負ける人によって運営されているのですから。

家を出て週4日アルバイトをしていた池田さんですが、ふとしたきっかけでそのバイトを辞めてしまいました。それは、年下同僚の池田さんに対する陰口。「あの人年上だけど仕事できね〜じゃん」「あの年でアレじゃマジやべぇよな!」「俺だったら死んでるね」辛辣な言葉の数々。彼には耐えることができませんでした。

バイトがなくなり、毎日パチンコに通うようになり、消費者金融で借りたお金の利息分も払えなくなり、とうとう闇金への扉を開けてしまったのです。

闇金で借りたお金もパチンコに消える

10日で5割の5万融資。利息の2万5千円を差し引かれた現金2万5千円を持って消費者金融に利息の支払い、そして残ったお金をパチンコに…。

親からの仕送りもパチンコにつぎ込み、闇金から借りた金もパチンコにつぎ込む日々。働いていないので、当然家賃も払えないし、借金もパンク。闇金の催促は実家にまで及んでしまいました。貸した金+利息は何がなんでも回収する。それが闇金です。

積もりに積もった彼の借金は200万円。池田さんは親に100万円の肩代わりをしてもらいました。「テメェーみたいなアホを生んだツケに、テメェーの親は100万円払った。テメェーも100万円分の弁償を覚悟しろよ!」by牛島社長。

借金100万円を残して彷徨う池田さんの末路

借金100万円を残したまま途方にくれる池田さん。家賃は払えず、電気も止まり、ガスも止まった彼は乾燥パスタを齧りながら餓えをしのいでいました。

家に居れば家賃の取り立て、外に出ても行くあてがない。思い描いていた夢は一度も挑戦しないまま忘れてしまっていた。挑戦するのが怖かった、自分が何者でもないことを知るのが怖かった、自分には才能なんかないと自覚するのが怖かった。池田さんはただただ、怖かったのです。自信のない自分に。なにもできない自分に。成功する可能性すら見出せない自分に。何も持たない自分に疲れ果て、逃げ出したのがギャンブルで利用したのが消費者金融、そして辿り着いたのが闇金だったのです。

最後は自殺まで考えた池田さんでしたが牛島社長(カウカウファイナンス社長)に引き止められ(生命保険にまだ入ってないから今死ぬな!という止め方でしたが…)自殺を踏みとどまりました。

その後、牛島社長の紹介で「日給3千円」の重労働に明け暮れる生活を続けています。紹介料や日給から天引きされているのでしょうが、働いて汗を流す池田さんの顔は晴れ晴れとしており、生きる活力に満ち溢れていました。

池田さんのように夢を追うことは決して悪いことではありません。夢は見るから実現できるのも確かです。しかし、挑戦せずに「やればできる」と考えるのはお門違い。夢を実現できている人は夢を追いながら現実と向き合っている人です。努力なくして成功はありません。池田さんは闇金に追われ、行き着いた現場でやっと現実と向き合うことができたようです。彼の人生はこれから、闇金での借金を返し終わった後、ギャンブルに手を出すか出さないか、それとももう一度、夢に挑戦してみるか、すべては彼次第。

あなたの人生の主人公はあなた。どう動き、どう考えるのか、指令を出すのはあなたしかいません。人生はやり直しは聞きませんが、立て直しは何歳になってもできるものです。あなたが今生きている現実が、思うようにいっていないと感じるのであれば、一度じっくりと、自分の人生について、どうありたいのか、どう生きたいのか考える時間を作ってみてはいかがでしょうか?

明日の自分を作り出すのは、今の自分です。

The following two tabs change content below.
金沢優

金沢優

「もしも」の時に役立つ情報を発信中!自分の身を守るためにも必要な情報をきちんと仕入れましょう。「知らない」は「損」に繋がります。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを書き込む

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)